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今日の出来事。
退社間際に、会社の裏の茂みの中で庭用のプラスチックフェンスに首がはさまってしまい動けなくなった野良の子猫を発見しました。 引っ張った位では抜けないので、皆で協力してフェンスを切断し救出。 そばにぴったりと寄り添っていた兄弟子猫は飛んで逃げましたが、この子はひどく消耗していて足が立ちません。 実は2~3日前から「子猫の鳴き声が随分するね」と皆で言い合っていたのですが、それは単に親猫を呼んでいるのだと思っていたのです。でも違いました。 きっとその時から首が抜けずに身動きがとれず、母猫もどうする事もできず、ご飯を食べさせる事も出来なかったのだと思います。気づかなくてごめんね。 とにかくフラフラの子猫をそのまま放っておく事もできず保護しました。 ご飯だけでも食べさせてやりたいと思って・・・。 よく見ると左目がくっついていて開いていません。右目もヤニが出ていてそのうちそちらもくっついてしまいそうでした。下半身は泥と身動き出来なかった間の糞尿で真っ黒でベタベタに汚れています。 大急ぎで缶詰を買ってきて与えると少し食べました。 ダンボールとプラスチックのかごで簡易のケージを作りそこに入れて車を走らせ、目に付いた動物病院へ。 「野良だ」と聞いて先生は少し躊躇していたようですが、もしかしたら貰い手がつくかも知れないこと、このまま知らないふりは出来なかったこと、せめて体力がもう少し戻るまで、もし野良に戻るとしても目が見えないと致命的だと思い目だけでも診て欲しいことを伝えると、先生は「連れておいで」と言ってくれました。 診察開始。目がくっついてしまっているのは典型的な風邪の症状だとのことで、キレイに拭いて膿を出し目薬をさすとパッチリ可愛い目が開きました。 挟まっていた時に死ぬほど暴れて骨折でもしているのではないかと先生は思ったらしいですが、どこにも異常なし。あとは体力の回復を待って体をキレイに洗ってあげる事。。。などを先生から指導されていた時、体に付着しているある物を発見。 蝿の卵でした。よく見ると下半身に集中的についています。先生によると「蝿は弱っていて動けない獲物にすぐ卵を産み付ける」のだそうです。 それがどうなるかというと孵化したウジ虫は肛門から体内に侵入し・・・あとは・・・。 本当は体を洗わない方が体力の消耗を防げるけれど、そんな事は言ってられない。 幸い見たところまだ全部卵で、孵化している様子はないので、今夜中に完全にひとつ残らず卵を取り除く事、目薬どころじゃないよ!と言われました。 もうここまで来たら、生きても死んでも、私がしてあげられる出来るだけの事をしてあげるしかない。 その先生は8割方櫛で卵を取ってくれて、後は私にするように言い、櫛とシャンプー剤は料金を取りませんでした。 連れ帰ってお風呂場ですぐにシャンプー。何度取り替えても泥水が出ました。 タオルで良く拭いてドライヤーをあて、新聞紙を広げて早速卵退治。 想像以上に肛門周りに卵がついていて卒倒しそうでしたが、乾かしながら一生懸命取りました。 子猫は首がはさまっている間多分眠ることも出来ないでいたのでしょう。気持ち良さそうに喉をグルグル鳴らし、しまいに私の膝の上で眠ってしまいました。 子猫らしい仕草で。 何度も何度も全身を指でまさぐり一粒でも見つけたら全て取り除いて、特に排泄する辺りは目がチカチカするほどシラミ潰しに取り除きました。いや、取り除いたつもりですが本当はとても不安です。 今、子猫は静かにダンボールの中で眠っています。 日に4~5回目薬をささなければならないことと、当然我家には小鳥達がいるので留守の間家に置いておく事は出来ないので、明日からは子猫を連れて出勤します。 もしかしたら貰ってくれるかも知れない人が明日見に来る事になっているので、それに期待しています。 もしダメでも何とか親元に帰っても大丈夫な位は体力を回復させてやりたい。 そして虫がまだ体内に侵入していない事を祈って・・・。 フェンスから助け出されるのがあと1日でも遅れていたらどうなっていたか。 そう思うとこの子猫はツイてます。 だからきっと乗り切ってくれると信じて、今、私に出来る最善の事をしてあげようと思っています。
by yukimaru122
| 2006-07-12 23:32
| 生き物たち
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